配当利回りは、中長期投資やNISAで投資するうえで、重要度の高い指標になります。配当利回りが良い会社には、業績が良く、利益を株主にたくさん還元できる会社と言えるでしょう。業績の良い会社や成長し続けている会社では、決算発表の際に、増配、記念配当を一緒に発表して、配当だけでなく、株価が騰がる期待もあるでしょう。一方で、中には、業績悪化懸念で株価が下がってきたことにより、相対的に配当利回りが高くなっている会社もあります。そのため、単純に配当利回りが良いからと言って投資をしてしまうと、業績の下方修正や、減配などにより、株価や期待していた配当金そのものが下がってしまうリスクもあります。
そこで、会社発表の配当予想をもとにスクリーニングした高配当銘柄の中から、PBR、配当性向、業績推移なども考慮した10銘柄を公開!高配当銘柄を選ぶ際のご参考に!
(※なお、株価データは2024年11月1日の終値で算出)
9104 商船三井 予想配当利回り5.77%
(コード)銘柄名 | (9104)商船三井 |
配当利回り(予想) | 5.77% |
株価 | 5,179円 |
配当月 | 3月、9月 |
PER(予想) | 5.4倍 |
PBR(実績) | 0.71倍 |
ROE(実績) | 12.23% |
配当性向 | 30.4% |
過去3年売上高成長率(予想) | 2.75% |
過去5年増収比率(予想) | 56.17% |
従業員一人当たり営業利益 | 10,529千円 |
海外売上高比率 | 23.0% |
国内2位の大手海運会社。2012年、2013年、2021年は営業利益赤字で、業績がやや不安定ですが、収益力が高く、株価は長期的に右肩上がりです。
直近の決算発表で株主還元として、
・配当予想は通期配当性向30%で前回発表時から20円の増配
・自己株式取得 1,000億円(上限)
が発表されました。
5105 TOYO TIRE 予想配当利回り5.29%
(コード)銘柄名 | (5105)TOYO TIRE |
配当利回り(予想) | 5.29% |
株価 | 2,174円 |
配当月 | 6月、12月 |
PER(予想) | 6.7倍 |
PBR(実績) | 0.74倍 |
ROE(実績) | 20.19% |
配当性向 | 21.3% |
過去3年売上高成長率(予想) | 6.69% |
過去5年増収比率(予想) | 22.92% |
従業員一人当たり営業利益 | 7,398千円 |
海外売上高比率 | 80.0% |
国内4位のタイヤメーカー。株価は長期的にレンジ内で推移していますが、直近高値2,997円(2024年4月)から約30%下落し、下げ止まったようにも見えます。
直近の決算発表資料で重要経営指標として、
・配当性向 30%以上
と、されています。
6417 SANKYO 予想配当利回り4.85%
(コード)銘柄名 | (6417)SANKYO |
配当利回り(予想) | 4.85% |
株価 | 1,988円 |
配当月 | 3月、9月 |
PER(予想) | 10.4倍 |
PBR(実績) | 1.74倍 |
ROE(実績) | 19.27% |
配当性向 | 39.3% |
過去3年売上高成長率(予想) | 12.93% |
過去5年増収比率(予想) | 56.85% |
従業員一人当たり営業利益 | 82,568千円 |
海外売上高比率 | 情報なし |
遊技機メーカー大手。好財務で、収益力が高く、株価は2021年以降から上げトレンド継続。
直近の決算発表で株主還元として、
・連結配当性向 40%を⽬安とした業績連動型配当
・自社株買い 株価、株主投資家の意見、業績の見通し、経営環境などを勘案し機動的に判断
とされています。
業績連動型の配当方針ですが、株価対策として自社株買いの方針も出ているのがよいかなと思います。
コメント